2015年3月6日金曜日

子育てのストレスどうする?

子育てをしていて大変なことが起きた時、気持ちを落ち着けて視野を広げるてみると、素敵な出会いがあったり、誰かが見ていてくれたり、気づいたら母親として成長してたり。それを修行と思う人もいますが、私は神様からのギフトと思うことにしました。
目の前の出来事は変わらないですが、どう捉えるかで、カラダの疲れ方が本当に違うものです。

先月末から次男の喘息発作で3度目の入院をし、私も約2週間の間、付き添い入院をしていいました。次男は重度の食物アレルギーで、牛乳、卵、小麦、ゴマを少量でも食べるとアナフィラキシーを起こし、喘息を併発します。気付いた時には酸欠状態で、点滴、酸素マスクと吸入の入院生活の繰り返し、母として子供の体調管理ができていないことへの自己嫌悪でいっぱいの気持ちでいました。

今回の入院先は国立のこども専用の病院です。難病の子供たちもたくさん入院していて、それを支える医療従事者の方々から家族までたくさんの愛の形を目にしました。付き添い入院している家族は、寝返りの打てない補助ベッドで寝起きして、ご飯はコンビニ飯の毎日を過ごします。夜中は、子どもたちの泣き声や処置の音がしていて最初はなかなか眠れません。兄弟がいる家族は、どちらかの世話を時間を区切ってこなします。昼間は入院してる子、夜は家にいる子の世話をしながら病院で一人入院している我が子を思い、心を痛めるお母さんたち。仕事が終わってからやってきて朝まで付き添うお父さんたち。夜泣きするこをなだめる父の声。我が家は夫が下の子を世話をしてくれていたので、幸いにも次男にべったりと付き添うことができました。でもそういう受け止め方は、最初のうちはできなくて、サポートしてくれる家族の多い人達と比べて、なんでうちはそうじゃないのかと嘆く気持ちがありました。

病棟でひときわイキイキしているお母さんがいて、話を聞くと入院生活を2年間続けているらしいのです。お子さんが産まれてからほとんどを病院で過ごしているお母さんは、最初の辛い入院生活から自分の認知が変わっていく様子を話してくれました。病院での窮屈な生活を、たくさんの人に遊んでもらってお世話になって暮らしていると思うようになって楽になったと言うママから、とても前向きなパワーをもらいました。

不思議なんですが、症状が重いお子さんの親御さんほど、穏やかでイキイキしていて、一種の前向きな「あきらめ」を感じました。「あきらめ」は、一般的にネガティブな印象がありますが、親の思う通りにならなくても気にしないことや子供の現状を受け入れることも「あきらめ」なのかもしれません。その境地にたどり着くには、たくさんの涙を乗り越えてきたことと思います。

入院するまでは、重度なアレルギーということに気負っていたのですが、今回の入院をきに、アレルギーはコントロールできる病気と自然に思うことができ、心の緊張がほぐれたように思います。そしてそして、このことを教えてくれた病棟でであった家族達に感謝の気持ちでいっぱいです。退院後、カラダはやっぱり疲れが溜まっていますが、気持ちが前向きなので、そのことを客観的に見てケアできる力が残っています。

ある方が言っていました。

大変なこととは、良いことを同時に運んでくる

ほんとにほんと。
どうしようと思うことが起こったら、修行と思うとカラダはそれ以上に疲れてしまいます。私は、神様からのギフトと思うことにしようと決めました。カラダは疲れていても心まで引きづられないようにして、子育てのストレスと付き合っていきたいなと思っています。